10代後半から聞き始めたロックはハードロックです。ハードロックを聴いていると気持ちがすっきりし、よし。やるか。という気分にもなります。勉強をしながら聞くと勉強にはなりませんが、ロックに聞き入る時間は良いものです。バンドを始めるきっかけとなったのもロックでした。一番最初に聞いたロックはイギリスの有名な4人組みのバンドのロックでした。まだ小学生の頃の話なのですが、特別授業で生徒が持ってきたレコードを聞こうという時間が設けられました。生徒の1人が持ってきた一枚のレコードがそのバンドのロックだったのです。その曲は少し長めの曲で途中から何度も同じフレーズを繰り返す曲でした。まだ小学生だった自分には今まで聞いた事が無い不思議な世界に入り込んだのです。正直圧倒されました。因みに、そのときには他の生徒も何人かレコードを持ってきていて、そのロックと同じように先生はレコードをかけてくれいたのですが、どんな曲のものなのか正直記憶に無いのです。恐らく、そのロックがあまりにも衝撃的で他の記憶を遠ざけたのかもしれません。家に帰ると、その曲がもう一度聞きたくてレコード店に走りました。当時のレコード店は、レコードの視聴も可能でした。お店でその曲の入っているレコードを見つけると、お店の人に頼んでレコードをかけてもらいました。何度も聞いてみたかったのですが、リクエストをするのもどうかと思い、今度は他の曲をかけてもらうことにしました。当時のシングル版値段は500円くらいだったかと思います。お小遣いはあまり無かったのですが、少ないお小遣いで、2枚のシングル版を買って帰ったのを今でも覚えています。
ロックミュージックを一言で説明するのは、とても難しいです。沢山の音楽がありふれている現在、ロック、ヒップホップ、R&B、ジャズ、ポップスと色んなジャンルに分けられていますがロックといのが私にとって一番理解が難しいです。ハードロック、パンクロック。ロックであるけれどそこからまたハードとパンクと分けられても益々わからないです。そしてヘビーメタルはロックではないのだろうか。
今でこそ、以前ほどの勢いはなくなりましたが、日本ではヴィジュアル系なるジャンルがあり、ロック=化粧というイメージを持っている人も少なくありません。ロック・ミュージシャンが化粧を施した始まりは、1970年代に流行したグラム・ロックのムーブメントでした。現在では、ニューハーフですとか、性同一障害などという言葉が一般にも浸透し、男性が化粧をすることに対して、差別意識は大分薄れているように思えます。しかし、1970年代初頭の価値観は欧米ですらかなり違ったものでした。
1980年代はロックの暗黒時代とも言われます。ロックが産業化し、アーティスティックな側面よりは、いかに売れるかが問われた時代。耳触りのよい大衆向けのサウンドが追求され、ロック音楽は過剰なコマーシャリズムを求められるようになりました。こうした中で、多くのスーパースターが生まれ、世界中でアルバムの売り上げが何千万枚という数字を叩き出したミュージシャンも生まれました。
ロックという音楽は総合芸術ではないかと私は思います。なぜなら、ロック音楽と言うのは、単に音楽だけの表現には止まっていないのが事実だからです。インディーズのバンドならまだしも、メジャーシーンのロックバンドは必ずといっていいほど、シングル・カットされる曲にはPVを作ります。情報媒体の中心がテレビである以上、音楽だけではなく、その音楽にのせた映像はどうしても求められるのです。そうして、PVの良さが曲の評価に少なからず影響するというのもロックの特徴ではないかと思います。ロックが総合芸術であることは、ライブにおいて更に顕著になって現れます。
ロックの演奏形態は基本的に、ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムです。これに、キーボードが加わったり、また、ギターがリズム・ギターとリード・ギターのパートに分かれたりします。ロックの演奏形態は、このようにクラシック音楽などに比べると極めてシンプルだと言えます。ロック音楽がこうしたシンプルな演奏形態を持ちながら、強烈なエネルギーを発するのは電気の力に寄与しているからに他なりません。電気の装置があって初めてロックは成り立つ音楽なのです。ロック音楽の中心はヴォーカルとギターです。